★Journalistが贈る『癒しの島の大暴露！』★オフィシャルブログ

このフルーツは『アセロラ』。

アメリカを原産とした熱帯果実です。


詳しい年代は定かではありませんが、

ここ沖縄では昭和30年代ごろに海外から輸入され、

栽培を開始したようです。


今では、亜熱帯の気候と相まって

本島、離島でよく見るフルーツの１つとなりました。

県内では、本部町が有名です。


一口で食したのですが、

完熟していなかった為か、

青春のように甘酢っぱい濃厚なお味。

アセロラは、ビタミンCを豊富に含んでいる事でも良く知られていますね。


ビタミンCは、脳内の疲労物質に働き掛けて、

リフレッシュ効果も促すようなので、

何かと疲れやすい沖縄の夏にはピッタリです。

ほんとに自然って良く出来ています。

写真は、近所で自生していたものを摘んで撮ってみました。


昔は（現在でも）自宅の庭にシークァーサーの木などを

植えている家庭も多く、食卓に魚が並んだ時は

一家の長であるおばぁ（決しておじぃではない）から


「とぉー、勝ち舞、庭からシークァーサー取っておいで」

※（とぉ）・・・直訳すると『どれ』に近いかな・・・。

方言って微妙なニュアンスを表現出来るから大好きです。


と命を受けて、ブチブチとむしり取っていました。

醤油に絞り入れようと、包丁で真っ二つに

切ると、中から虫が出てきて大騒ぎした事を思い出します。

そんな時でも、沖縄女性を代表する胆の座ったおばぁたちは

「なんで～虫も食べなさい。くすい、くすい（薬）」

と児童生徒に荒行を課して、

一笑に付していたのでありますが。。。

この様な光景も、３世代同居を当たり前とした

沖縄の良さ。醍醐味ですね。


暦の上では９月の中旬ですが、

ここにはまだ少しだけ『夏の残り香』があるようです。